初日から集中講義
いよいよ、ダンシングクラスルーム認定講師研修トレーニング初日です。
前夜パーティでの顔合わせの機会のお陰で、リラックスした雰囲気でスタートすることが出来ました。
内容はかなりインテンシブで、研修生全員が初日からかなり集中して取り組むことなりました。
まずは、一人一人に対して、この研修を受講することになったきっかけを聞かれます。
私自身は、これまでのダンシングクラスルームJapanの流れを簡単に話しましたが、研修生の国や文化もダンス環境も様々、本当にいろいろな状況を聞くことが出来ました。
ある研修生は、既に数十校の小学校でのプログラム開催が決定していて、研修後はすぐに学んだことを実践することになると話していました。
日本での活動のお手本にしたいような話も聞けて、大変参考になりました。
映画 Mad Hot Ballroom (邦題 ステップ!ステップ!ステップ!)
子ども達の社交ダンスプログラムについてイメージが湧きにくい、という方のために、こちらの映画の予告編動画をリンクします。
今回、私が認定講師研修を受けたダンシングクラスルームの様子が Mad Hot Ballroom というタイトルで映画化されたものです。
ドキュメンタリーですので、実際の認定講師、実際の子ども達、実際の学校関係者が登場します。
日本語訳はありませんが、雰囲気を感じて頂ければと思います。
具体的なレッスン指導法
ダンシングクラスルームは、子ども達がダンスのステップを学ぶことだけが目的でなく、「子ども達のための総合教育プログラム」として様々な要素が含まれている特徴のあるカリキュラム構成になっています。
相手が小学生であっても、講師が女性(女の子)を呼ぶ時は ladies、男性(男の子)は gentlemen、子ども同士が新しいパートナーと踊り始める際は Hello, new partner. 踊り終わったら必ず Thank you, partner. を忘れずに言わせます。
ダンスに誘い&誘われる時は、
May I have this dance? 踊っていただけますか
Yes, with pleasure. はい、喜んで。
対象年齢の子ども達に学んで欲しい丁寧な表現で、相手への思いやりを表します。
また、毎回のレッスンで部屋に入る時、そして退出する時、 は常にペアで腕を組んでエスコートポジションで歩きます。
思いやりを持って接してもらえる経験は、大人だけでなく、子ども達にとって大きな経験です。
思いやりと、エレガンス、チームワークが、常にキーワードにあります。
・・・とは言っても、レッスンの相手は小学生。
大人に使うような少し難しい表現や抽象的な言葉は出来るだけ避け、子どもに分かりやすく教えられるようになっています。
例えば、pancakes(ホットケーキ), Karate Kid (子供向けの空手映画)、green light (青信号)とred light (赤信号)、fireworks(花火)などの子どもに身近な言葉がダンスレッスンの中にどんどん登場します。
日本の子ども達にそのまま使える表現、少しアレンジした方が良さそうな言葉など、考えながらの一日でした。
有り難い学びの機会
トレーニングを毎日担当してくれたロドニー。
このプログラムのキャリアは12年とのこと、本当に効率的に分かりやすく指導してくれました。
私自身、ダンス歴は長いですが、このような教育的観点からの教授法を学んだことは初めてで、本当に有り難い機会になりました。
是非、日本でのプログラム実施の際に学んだことを還元していきたいと思います。
ご報告は続きます。
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